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データで見るひとり暮らしの世帯が、3世帯に1世帯を超えた
2026年7月、厚生労働省が2025年(令和7年)国民生活基礎調査の結果を公表しました。ひとり暮らしの世帯は全体の35.4%。3世帯に1世帯を超える水準になりました。
単独世帯 35.4%、調査開始以来もっとも高い
2025年6月時点の全国の世帯総数は5,505万8千世帯。このうち単独世帯は1,947万7千世帯で、全世帯の35.4%を占めました。厚生労働省は、世帯数・割合ともに1986年の調査開始以来「過去最高」としています。前回の大規模調査(2022年)は1,785万2千世帯・32.9%でしたから、3年で162万世帯増えた計算です。
65歳以上の人だけ、またはそこに18歳未満の未婚の人が加わった「高齢者世帯」も1,754万6千世帯(全世帯の31.9%)と、こちらも過去最高になりました。
65歳以上のひとり暮らしは933万5千世帯
65歳以上の人がいる世帯は2,761万4千世帯で、全世帯のちょうど半分(50.2%)。その世帯構造をみると、最も多いのが単独世帯の933万5千世帯(33.8%)で、「夫婦のみの世帯」の882万8千世帯(32.0%)を上回りました。三世代世帯は159万7千世帯(5.8%)まで減っています。
| 単独世帯 | 1,947万7千世帯(35.4%) |
| 高齢者世帯 | 1,754万6千世帯(31.9%) |
| 65歳以上のひとり暮らし | 933万5千世帯 |
| 平均世帯人員 | 2.17人 |
調査によって、数字が違う理由
ひとり暮らしの世帯数は、調べ方によって数字が変わります。国民生活基礎調査は標本調査で、施設に入っている人などは対象になりません。国勢調査は5年ごとの全数調査で、「一般世帯」と「施設等の世帯」を区分して集計します。国立社会保障・人口問題研究所が公表するのは将来の推計値です。目的も方法も違うため、単純には比べられません。数字を見るときは、調査名と年をそろえて読むのが安心です。
※ 2025年は3年ごとの大規模調査の年にあたります。カッコ内の比較対象は、同じ大規模調査である2022年の結果です。
3世帯に1世帯という景色
35.4%という数字は、街を歩けば3軒に1軒はひとり暮らしという景色です。それ自体は、悪いことでも心配なことでもありません。ひとりの暮らしを選ぶ自由が広がったということでもあります。
ただ、同居する人がいない暮らしでは、体調の急な変化や転倒に、その場で気づく人がいません。かつては家族という同じ屋根の下の関係が担っていた役割を、これからは少し離れたところにいる人たちが、ゆるやかに分け合っていく。そういう時代に入ったことを、この数字は静かに示しているのかもしれません。
出典
- 厚生労働省『2025(令和7)年 国民生活基礎調査の概況』2026年7月15日公表
mhlw.go.jp - 総務省『令和2年 国勢調査 人口等基本集計 結果の概要』
stat.go.jp(PDF)
最終更新: 2026年9月10日。統計は公表年を明記し、更新があり次第見直します。数値は原典をご確認ください。