見守りノート / 離れて暮らす家族
離れて暮らす家族「毎日見守って」と、頼める人はいますか
「毎日ようすを見ていてね」と家族に頼むのは、思うより難しいものです。頼む側にも、頼まれる側にも、負担があるから。
「近くに家族がいる」前提は、崩れている
かつては、親の近くに子どもがいるのがふつうでした。でも、親と子が同居する割合は、1980年の約7割から、2015年には39%へ下がっています。三世代で暮らす世帯も大きく減りました。
| 1980年 | 約70% |
| 2015年 | 39.0% |
さらに、配偶者も子もいない高齢の単身者も増えています。ひとり暮らしの高齢男性のうち未婚の人の割合は、2020年の33.7%から、2050年には59.7%に達する見込みです。
「頼む」ことの、見えないハードル
「気にかけていてね」とお願いすることには、頼まれる側の負担だけでなく、頼む側の心理的なハードルもあります。相手の時間を奪ってしまう、心配をかけてしまう。そう思うと、なかなか言い出せないものです。
近くに家族がいることを前提にできない時代に必要なのは、「もっと頼みやすくする」ことではなく、「頼まなくても成り立つ」かたちの見守りなのかもしれません。お互いの距離感を保ったまま、いざというときにだけつながる。そんな関係のあり方が、これから求められていきそうです。
出典
- 内閣府『令和6年版 高齢社会白書』(会話頻度・特集)
cao.go.jp(PDF) - 国立社会保障・人口問題研究所『日本の世帯数の将来推計(全国推計)令和6年推計』
ipss.go.jp(PDF)
最終更新: 2026年7月15日。統計は公表年を明記し、更新があり次第見直します。数値は原典をご確認ください。