見守りノート / データで見る
データで見るひとり暮らしが増える理由は、「死別」ではない
ひとり暮らしが増える理由を「配偶者に先立たれたから」と考えがちですが、いちばん大きな理由は、実は別のところにあります。
50歳で未婚の男性は、40年で約11倍
50歳の時点で一度も結婚したことがない人の割合を「生涯未婚率」と呼びます。この数字が、大きく変わりました。
| 1980年 | 2020年 | |
|---|---|---|
| 男性 | 2.6% | 28.25% |
| 女性 | 4.45% | 17.81% |
男性はおよそ11倍に増えました。晩婚化や離婚も重なり、ひとりで暮らす期間は長くなっています。これは一時的な波ではなく、社会の構造的な変化です。
「未婚のまま年を重ねる」時代へ
結婚しないまま年を重ねると、配偶者も子もいないまま高齢期を迎える人が増えていきます。つまり、今日の若い単身者は、将来いちばん「気づかれにくい」層になりうるのです。
配偶者も子もいないまま高齢期を迎える人が増えるということは、「近くで気にかけてくれる家族」を前提にできない社会へ、少しずつ移っているということです。これは高齢者だけの問題ではなく、いまを生きるすべての世代に関わる、時間をかけて進む変化だといえます。
出典
- こども家庭庁『結婚に関する現状と課題について』2024年(出典: 国立社会保障・人口問題研究所)
ipss.go.jp - 国立社会保障・人口問題研究所『日本の世帯数の将来推計(全国推計)令和6年推計』
ipss.go.jp(PDF)
最終更新: 2026年7月15日。統計は公表年を明記し、更新があり次第見直します。数値は原典をご確認ください。