見守りノート / 続ける工夫
続ける工夫約7割は1週間以内。見守りの間隔を、発見までの日数から考える
「どれくらいの頻度で気にかければいいのか」。見守りでいちばん迷うのが、この“間隔”です。実は、発見までの日数のデータが、ひとつの手がかりになります。
約7割は1週間以内。でも、約3割は8日以上
警察庁によると、2025年に自宅で亡くなった一人暮らしの人は76,941人。そのうち約7割(54,719人)は1週間以内に見つかっています。一方で、約3割(22,222人)は、亡くなってから8日以上気づかれていませんでした。
| 0〜1日 | 28,398(36.9%) |
| 2〜3日 | 15,865(20.6%) |
| 4〜7日 | 10,456(13.6%) |
| 8日以上 | 22,222(28.9%) |
「8日以上」は孤立死の目安として国が用いる区切りで、孤立死の定義そのものではありません。ただ、この日数の長短は、その人の様子に気づく人がいたかどうかを映しています。
発見までの日数は、「連絡の間隔」に近い
誰かと毎日連絡を取り合っていれば、異変に気づくまでの間隔はおよそ1日。週に一度なら、最大で6〜7日あきます。発見までの日数の分布は、こうした“気にかけ合う間隔”とゆるやかに重なります。約3割が8日以上になっているのは、それだけ間隔の長い(あるいは、間隔のない)暮らしがあるということかもしれません。
頻度は「相手のリズム」と「続けられること」で決める
では、どれくらいの頻度がいいのか。目安は、相手の生活リズムに無理なく重なることです。毎日決まった時間に何かをする人なら、その合図が途切れたときに気づけます。頻度を上げるほど発見は早まりますが、続かなければ意味がありません。だから、月に一度の電話より、毎日できる軽い方法のほうが、結果的に見守りになることもあります。
大切なのは「完璧に見張ること」ではなく、「いつもと違う」に早く気づける間隔を、お互いが無理なく保てること。頻度は、その一点から決めていくのがよさそうです。
出典
- 警察庁『警察取扱死体のうち、自宅において死亡した一人暮らしの者(令和7年)』2026年
npa.go.jp(PDF)
最終更新: 2026年7月15日。統計は公表年を明記し、更新があり次第見直します。数値は原典をご確認ください。